Page23.付箋の紹介~読書記録 26〜30

◼︎「薬菜飯店」(筒井康隆)
“悪趣味。”

補足) 途中まで面白かったんだけど、どの話も「この一文いらなくない?」って下ネタぜったいぶっ込んでくるし、ちょっと個人的に好きになれなかった系。

■「若き実力者たち」(沢木耕太郎)

"25歳でデビュー作でこの文章力はすごい。文章を書く力というより、読み物を書く力というか。題材の人物が知らない人ばかりだったけれど面白く読んだ。つかみに別の本とかミュージカルをもってくるのが上手いのがさすが。私もあんな文章かけるいようになりたい。教養深い、あこがれの人。"

 

補足)付箋をどこかへやってしまい、買うのも面倒なので手近にあった付箋を使用しました。足の血管の絵が描いてあるおしゃれな付箋です。

■「蜘蛛の糸・杜子春」(芥川龍之介)

"出先で読んでた本をよみおわってしまって急きょ邪魔にならないうすさの本をと買った。よくみたら芥川の短編集やん。ちゃんとよむのはじめて。くものいと とか とししゅん って、昔話かと思ってたけど創作なんだな。全体的にSFじみてたり、よくしらなかったけど芥川ってごらく小説なのね。読み物として面白かった。"

■「たのしいムーミン一家」(トーベ・ヤンソン)

ムーミンって童謡だったのね。飛行おにの帽子に何か入れたいけど何が起こるか分からないから、嫌いなやつを騙して帽子に入れてみようみたいな、ひどいのが結構ある。登場人物がわりとみんな偏屈。突っ込みどころが多い。ママは天然良い人。突っ込みどころは多い。

 

補足)借りた本なので付箋ではないですが、読書記録ということでせっかくなので載せました。

■「流星ワゴン」(重松清)

小説ってあまり読まないのだけれど面白くてスイスイ読んだ。電車で読みながら、冒頭からぼろ泣き。母親は子供におっぱいをあげたり、子供に対して親として直接的にできる行動があるけど、父親はそれがないから父親らしいことをするのには「ドライブに連れて行ったり」する、みたいな話があとがきだっけ?に書いてあって納得した。橋本さんが、ドライブに連れていきさえすれば良い父親になれるんだ、みたいなことを口走っていたとき、なんで男の人の思考ってそっちに行っちゃうんだろうって思ったけれど、なるほどなと思った。チュウさんも私は好きなタイプではないけれど、好きでないタイプの裏側を垣間見れるというか、人間関係のすれ違いの中身をうっすら見れるというか、本来人間関係のすれ違いとかって苦手なのだけれど、気持ち悪さがなくて良かった。面白かったしプラスになる本。読んでよかった。あと出てくる子供が可愛い。

 

補足)自分の本なのだけれど職場の人に貸してしまった(私のSNS投稿を見て貸してほしいって人がいるなんてなんて嬉しいのかしら)ので、付箋が間に合ってないけど先に感想だけ書きます。