Page20.付箋の紹介~読書記録 21~25

 

 

 

■「回転木馬のデッド・ヒート」(村上春樹)

"村上春樹の話は面白いときは面白いんだけど、女と寝る話が出ると相容れない。"

■「カタカナの正体」(山口謠司)

"難しい話だったので、頭に入ったとこと入らなかったとこずいぶん差がある。とりあえず、

・空海は天才肌。最澄かわいそー。

・日本語 話し言葉しかない!書き残す術がない!→中国では書き残す術があった→日本語読みで漢字書いたろ!=万葉仮名

・漢字で日本語読みしても情緒伝わらん!=平仮名

・漢字を読みたくて助詞を小さくかいた→漢字で書くとごちゃごちゃする!→略→片仮名

・漢字の補助だから「片」仮名

・『<カタカナ>とは、すなわち、「生」の外国語の発音を可能な限り日本語として写し、外国の文化を我が国に移植するための小さな「種」のようなものなのではないだろうか。その「種」が育つかどうかは、その外来語が<ひらがな>で書かれるまで日本語として残るかどうかということになろう。』

・元々漢文のが進んでたし、取り入れる風土だったので今も日本は外来語に積極。なるほど。"

 

 

■「男の作法」(池波正太郎)

"男尊女卑ですね。時代かな!!ごはんの話は面白い。刺し身たべるときにしょうゆにとかなくなるよ。奥さんからみの話とか、浮気の話は感覚が違いすぎて、わたし良い時代にうまれたなってなる。あとこの本の帯はふざけんな。中身よんでないし男尊女卑。"

■「散歩のときなにか食べたくなって」(池波正太郎)

"昭和五十六年の本なのに読んでいておなかがすいたり親しみを持ったり、思いをはせたりできるから、やっぱ小説家の本だよね。ぶらっと外にでて好きなものを気分で飲み食い歩いたり映画を見たり本を読んだりというのはとても理想的な生活のしかただと思う。読んでいると浅草に、銀座に、京都に行きたくなる。出会いがあって、発見があって、旅するように日常を暮らしたいと思う自分にとってとてもあこがれる。戦前戦後を知っている人ならではの、とんかつやのにぎわいに復興を感じて嬉しくなったりするさまも、貴重な感想だし心に留めたい。"

 

■「チェーン・スモーキング」(沢木耕太郎)

"読み直したけれどやはり面白い。紹介するなら「ノンフィクションを小説のようにかく」短編集。まさにそれ。日常のなんでもない話題、いや、たねをとりあげて、ほりさげて、つなげて、物語、ちゃうな。文章をつくっていく。すらすら入ってきて、うんうんとうなずくこともしばしば。心にちょっとひっかかったことをいつまでもとっておく。ほしいTシャツがあって、自分はこのTシャツのどこが気に入ったのだろうと考えちゃう。そんなあなたがすきだわ。"